シニア犬 その前に
シニア犬
いつまでも一緒に笑顔で暮らしたい。
でもいつか、あなたの大好きなワンちゃんもシニア犬になります。
シニア犬になると、人間と同じで老化現象がでてくるようになります。いつからと決まっているわけではありませんが(その子によって様々、差があります)、だいたい小・中型犬で10歳くらい、大型犬で8歳くらいでシニア犬です。
人間は65歳でシニアですけど、ワンちゃんの年齢は小型・中型犬で10歳で、大型犬で8歳ぐらいで人間の60歳くらいです。(いつのまにかあなたより先輩かも?)
ワンちゃんの成長スピードは人間より早く、小型・中型犬は1年で4~5歳。大型犬は7歳ぐらい年をとる感じです。(あくまで平均です)
あなたの周りのお友達(人間)と同じように、実年齢より若々しい人や、老けすぎだろという人もいると思います。ワンちゃんも同じで、普段の食事やお散歩などで変わってきます。
あなたのワンちゃんが元気いっぱいなうちに、少し準備はしてはいかがでしょう。
部屋の中
人間と同じく足腰が弱るので、歩くスピードが遅くなったり、お散歩への貪欲さがなくなってきたりします。
ちょっとしたものつまずいたり、ソファーの上り下りも億劫になることも…
なるべく段をなくして、どうしてもの時は段を低くして、フローリングは滑らないように何か敷いてあげてください。
我が家では、ホームセンターで30㎝四方ぐらいの柔らかい、ジグソーパズルみないなヤツ(わかりずらくてごめんなさい)を買ってきて、敷き詰めました。また、白内障で見えずらくなって、あっちこっちぶつかりそうなので、家具のちょうど頭のあたりに発泡スチロールを貼りました。
薬
薬を飲むのは嫌がることが多いと思います。普段は好きなものに包んで飲ませていても、シニアになって段々と食が細くなるとこれも難しくなります。薬を飲む練習もいいかもしれませんよ。
あなたの役目
ワンちゃんの変化を感じて対応するのは、あなたの役目です。やさしく見守って変化を感じてあげてください。
また、元気な時のデータと比較できるので、普段から信頼できる獣医さんに診せるのもおススメですよ!
寝る犬
寝てる、ずっと寝てる
我が家のワンちゃんは、食事とお散歩以外は基本的に寝てますzzz
犬の睡眠
我が家のワンちゃん、今日現在で11歳。よく寝ます。。。
犬の平均睡眠時間は12時間から18時間だそうです。よく寝るな~。
子犬は成犬よりも睡眠時間が長くて眠りも深いみたい、シニア犬も外部の刺激に鈍くなって寝ている時間が長くなるようです。
また、犬にもレム睡眠とノンレム睡眠があるようですが、研究がまだまだのよう。夜行性のオオカミの血を引くワンちゃんですが、家畜化されて人間の生活リズムに合わせているようですね。
犬の熟睡
- 白目で寝てる
ワンちゃんの眠りは浅く8割・深く2割の割合で何回も寝ているみたいです。もともと野生動物の習性で、敵が来た時すぐ起きるように記憶されているのでしょう。
熟睡中⁉
白目をむいて寝ている…ちょっと怖いよ。爆睡中zzzzz
熟睡して体の力が抜けてしまってそうなっているみたい。間違いなく爆睡中zzzzzz
本人(犬)は気持ちよく寝ている仕草ですね。
- 仰向けで寝てる
弱点の腹見せ。危険なものはないと完全に安心しきっている証拠です。
間違いなく爆睡中zzzzz
- 音がしても寝てる
近くで音がしても反応しないのは熟睡してます。ポテトチップスの袋を開けえても起きないときは爆睡中ですzzzz(我が家のワンちゃんはそうです)
- 寝言を言ったり、体が少し動いている
小さく「ワン」、「クウォーン」と言っているのを聞いたことないですか?きっと夢をみているんでしょうね。
同じように、足が小さく動いてり、口をもごもごしたりしているのも夢を見ながら、走ったり食べたりしているのかもしれませんね。
やさしく見守りましょう
熟睡しているよな時は、そっとしておきやさしく見守ってあげましょう。
触られたくない
「触らないで!」と思っているワンちゃんの行動
我が家のワンちゃんは、家族以外の人には触られたくないみたいです。お散歩の時、前から子供が「かわいいワンちゃん」と言って近づいて来ても、完全無視で遠ざかります。ビビり犬なんでしょうかね?あなたのワンちゃんはどうですか?
あなた以外の他人が、無理やり触ろうとすると、ケガするかもしれないので「触らないで」と言っている時の行動を見てみましょう。
1.あなたの後ろに隠れる
ワンちゃんにとって最も安心できて信頼しているあなたの後ろに隠れるということは、「触らないで、近づかないで、飼い主さん守って」と言っていて、これでも触ろうとするのはかなりストレスです。
2.唸る
「敵意」です。飼い主であるあなたなら分かることですが、ちびっ子などは分からず近寄ってくるかもしれないので、その時はその場を離れましょう。危険です。。。
3.後ずさり
近づいたら、徐々にバック。。。「来ないで」と言っているんです。この時は、手だけだして匂いを嗅げるようにすると安心するかもしれませんね。
4.ブルブルする
我慢して触らせた時は、その後にブルブルします。これは気持ちを落ち着かせる時に見られる行為です。これを見たら「嫌だったんだ」と理解してあげ、もしそれ以上触ろうとすれば辞めてもらい、あなたがやさしく毛並みに沿って撫でてあげましょう。
ワンちゃんは基本的に、家族以外に触られるのはイヤです。性格的に触られるのが大好きなワンちゃんもいますが、警戒心の強い動物なので「触らないで」と言われても、まったく嫌っているわけではないですよ。
なんで触られたくないの?
- 信用していない
- 怖い
- 威圧的
- 無理やり
こんな感じだと思いますね。少しづつ慣らしていけば触らせてくれます。(我が家のワンちゃんは、かなり時間がかかります!相当ビビりです!!)
熱中症
熱中症?
昨日の夜のお散歩中、我が家のワンちゃんが急に土を掘りだしました…自分の体の大きさの面積を掘ったら「ドサッ」倒れこむように伏せました。
熱中症だと思って、抱きかかえてすぐ帰宅。おなかに水をかけて、クーラーの部屋を25度にして、10分ほどで回復。
「ごめんね」と平謝りでした。(翌日病院でOKもらいました)
日が沈んだのでお散歩へ出発したのですが、アスファルトはまだまだ熱かった。
あなたへ念のため熱中症のサイン
- 「ハァハァ」言うのがいつのより速い
- ベロの色が赤くなっている
- ぐたーとして、元気がない、横になったまま
- よだれが多い
- 水を飲まない、食べない
- フラフラしている
などです。
熱中症は時間が経過するほど重症化していき最悪の場合死んでしまうことがあります。我が家のワンちゃんのようにすぐに回復しても、数日後に障害が出ることがあるのが熱中症です。熱中症が疑われたら獣医へ!
まず応急処置
ポイントは3つ。1「日陰」、2「氷か水」、3「風」
日陰で体に水をかける、太い血管に氷を充てる、水をかけたところに風を送って冷やすです。
家でやる時は、お風呂場でシャワーで水をかけるなどしてみてください。この後、落ち着いたら獣医へ行ってください。
ワンちゃんに適した温度設定は、25度程度と言われています。冷やしすぎももちろんNGです。お散歩へ行くときは念のため水を携帯するといいと思います。
いくらお散歩をせがまれても、気温と地面の熱さを見計らうので本当の愛情だと痛感でした。
お散歩中のチラ見の気持ち
ワンちゃんとのお散歩は毎日、朝晩の2回行ってます。朝のコースと夜のコースは固定してるけどニコニコ顔で歩いてるのを見ると、間違いなく飼い主の私のほうが愛情を貰っていると感じてます。
お散歩中にあなたの顔をチラチラ見ることないですか?あの時のワンちゃんの気持ちはどんなでしょうか???
「一緒にお散歩楽しい!」
ワンちゃんは大好きなあなたと、大好きなお散歩ができて「楽しい」と思っていて、その気持ちをあなたに伝えたいのかもしれません。そうした時は「楽しいね」を話しかけてあげてください。
「こっちの道?」
こっちの道でいいの?など聞いていることもあります。いつもと違う道を進もうとしているかもしれないので、あなたに聞いているのです。このことは、あなた主導でお散歩している証明です⇒正しい関係性を築けています。大事なことです!
「お礼」
チラ見は愛情表現のことも多々見られます。いつもお散歩に連れて行ってくれて「ありがとう」と感謝しているのかもしれませんよ。
「異変」
夏などは「暑い」とか、「のどの渇き」など。いつものニコニコ顔でなくチラチラ見る時は、よく観察してあげてください。なにか異変かもしれません。
いずれにしろ、一番の理解者であるあなたに伝えたい気持ちを、受け取って楽しくお散歩しましょうね。
ワンちゃんの添い寝
ワンちゃんがあなたに添い寝してくるのは信頼の証⁉
ワンちゃんがあたなに添い寝するのはどんな気持ちからなんでしょうか?まず考えられるのは「安心したい」から。寝る場所を決める基準は何と言っても「安全」、安全を確認できた場所が寝場所です。
当然大好きなあなたと寝られるのは安心できますからね!さらに、ワンちゃんは好きな匂いを嗅ぐと安心するみたいです。大好きなあなたの横であなたの匂いに囲まれてサイコーに寝てます。
あと考えられるのは、甘えているのかもしれませんね。
あたなのことが大好きでも、お仕事などで留守にしているあいだ寂しい思いをしていて、「寝る時は絶対一緒だ!」と思っているのかも。
これだと少しまずいですが、あなたに依存しているかもしれないです。
あなたとワンちゃんの距離感が近すぎると、あなたとの距離が離れると、ストレスを感じたり不安がったりします。
こんなワンちゃんは、いつもあなたにピッタリくっついて来て、寝る時もぴったっりしてきます。
少し離れようとすると落ち着かなくなったり鳴いたりしたら、気持ちの病気かもしれないので、ひどうようなら病院へいってみてください。
おわりに、子犬の時からの習慣となっている場合は、一緒に寝るのを急にやめるとワンちゃんはどうしていいのか解らずに、依存している時と同じように「分離不安」になってしまうかもしれないのでご注意を!
ワンちゃんの夏NG
ワンちゃんは全身を毛に覆われていて、汗をかけないので熱中症には、愛するあなたの観察眼が必要ですよ。基本的に暑いのが苦手な子が多いですから。
室内で生活している場合は、あなたと同様適切なエアコン使用がおススメ!設定温度は25度程度が良いとされています。
危ない行為
- 【日中に散歩】 暑い日中のお散歩は危険です!おなかが地面に近いのですぐに「はぁはぁ」なりますし、肉球の火傷もあります。早朝や夜がベターです、地面を手で触って確認してみてください。
- 【車の中にわんちゃんだけ】 エンジンを切った状態だとすぐに温度が上昇してしまします。エンジンをかけてクーラーをつけておいても、何かの拍子にオフにしてしまうかもしれないのでおススメできません。
- 【水遊びのしすぎ】 我が家のワンちゃんは水が大嫌いですが、そうでなければ適度な時間なら楽しんでくれるのでいいですよね!でも、、、長時間だと低体温になるかもしれないので注意して見守ってください。水から上がったらすぐにタオルで拭いてあげましょう。
- 【極端なカット】 ワンちゃんの毛には2種類あり、表面を覆うオーバーコートと、中にあるアンダーコートがあります。夏になる時、アンダーコートが抜けます(我が家のワンちゃんはバサバサ抜けます)。オーバーコートには直射日光を遮る役目などもあるので、あまり短くカットするのはやめたほうがよさそうです。
★ワンちゃんは人間より熱中症になりやすいので、あなたの愛情で守ってあげてください。